スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--:-- | スポンサー広告 | edit | page top↑

謎のオッサンとの出会い


時々思い出す人物がいる。

俺がまだ前の会社(金融機関)に勤めていた時(今から12年前)、当時23歳の俺は同期の野郎3人で富士五湖の1つである西湖の辺にあるキャンプ場へ行った。

キャンプといっても、ど素人の俺たちが用意していったのは、ホームセンターで買った安いテント1個とテーブル・イスセット、カセットガスコンロ、適当な鍋用食材とカップラーメンくらい。
20080428

その夜は3人でビールを飲んで鍋を突き合って、それなりのキャンプの雰囲気を楽しんだのだが、翌朝は食材も尽きて、朝からカップラーメンをすすっていた。

そこへ一見コワモテのオッサン(たぶん60歳前後)が声を掛けてきた。
そのオッサンは俺たちのテントの数メーター隣りにテントを張っていた。

オッサン:「君達はどこから来たんだ?」

俺たち:「群馬です。」

オッサン:「仕事は何をしてる?」

俺たち:「金融機関ですけど・・・。」

それから永遠とオッサンの質問攻めと熱い説教が始まった・・・

いい加減どっか行ってくれ!とも思ったけど、そのオッサンの言ってることも分かるので付き合っていた。
しかし俺は次第にそのオッサンの話に吸込まれていった。
何故かというとそのオッサンは、当時から好きだった国際ジャーナリスト、落合信彦氏に話しの内容が似ていたから。(顔も何処となく似てた)

彼は自称、財界では有名な人間で数年前まではメディアにも顔を出していたらしいが、今は一線から退き、大手数社の顧問をしていて、弟子みたいな人間もを抱えているという。
改めてオッサンのテントを見ると、俺らとは比較にならないくらい大きく部屋が幾つかあるテント(戦場の軍事指令室かと思うくらいのテント)に、見た目40代前半でキャンプには全く似合わない格好をした綺麗な女性と30歳後半の男性。で、しばらくするとキャンプ場だというのに高級セダンが頻繁にやってきて、降りて来るのは皆スーツ姿の人間ばかり。そしてオッサンの前で低姿勢で話を聞いてすぐ帰っていく。

その日の昼食は、そのオッサンのテントでご馳走になって、引き続きいろんな話をされた。
「金融のプロになれ!勉強を惜しむな!もっと前に進むんだ!etc・・・」

最後にそのオッサンが3人いる内の俺だけにこう言った。

「君は今の会社を辞めた方がいい。もっと自分を伸ばせるはずだ。」

正直言って、俺自身その会社に一生勤めるつもりはなかったから、そう言われたことにはビックリした。

その後、俺たちはキャンプ場を後にしたのだが、最後までそのオッサンは記念写真と名前を教えることを断った。(その後しばらくは、本当に落合信彦だったんじゃないかと思ってた。)

それから2年で俺は前の会社を辞め、今の会社に入り、現在経営再建と自分磨きに迷走している。
たしかに前の会社に勤めていた時よりいろいろと大変にはなったけれども、自分の人生としては今の方が充実しているのかもしれない。

今でもそのオッサンの正体は不明だけど、少なからずとも今の俺を後押しした人物の1人には変らない。

今年の夏は久しぶりに西湖に行ってみようかと思ってる。


※落合信彦:独学で英語を勉強して奨学金でアメリカの大学へ留学。卒業後は世界を股に駆けるオイルマンとして成功を収め、現在は国際ジャーナリスト兼作家として活躍。国際情勢や諜報関係の裏側をレポートした作品や、それらを題材とした小説、海外作品の翻訳、また若者向けの人生指南書を多数執筆している。
(俺は時々、著書「狼たちへの伝言」(集英社)を読んでヤル気を奮立たせてる。)


 ← 1クリックお願いします!
スポンサーサイト

14:15 | 仕事 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
転換期。 | top | タイヤ交換

Comments

post a comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

この記事のトラックバックURL:
http://tski.blog35.fc2.com/tb.php/39-b4183ca5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。