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師弟愛


笑福亭鶴瓶氏による故六代目笑福亭松鶴(しょうふくてい しょかく)師匠の話を読んだ。

松鶴師匠は上方落語家では初となる紫綬褒章受章を受けている偉人的な人物。

しかし私生活では酒と借金に関して数々の豪快なエピソードを持つ落語家としても有名で、鶴瓶氏は21歳の時に父親の猛烈な反対を押し切って当時11番目(現在7番目)の弟子入りを果たしている。


いろんな面白エピソードの中、師弟愛を感じる話が俺を引き付けた。


松鶴師匠は生前自分の弟子達を可愛がるようなことはせず、弟子よりも飼っていた九官鳥のピーコちゃんを可愛がり、また弟子以外の芸人のことを特に可愛がった。

当時の鶴瓶氏は、ピーコちゃんはまだしも他の芸人を可愛がることが不満だったらしい。


しかしその後、鶴瓶氏が独り立ちして様々な場面へと顔を出せるようになった時、初めてそれまでの理由が分かった。

それは鶴瓶氏が出会う人、出会う人に言われる言葉。


「あんたの師匠によく面倒をみてもらったんだよ。」


それがあったから何処へ行っても可愛がってもらえたし、今の自分があるのだという。

まさにそれは松鶴師匠が、自分の弟子が独り立ちした時、何処へ行ってもつま弾きにされないようにしっかりと根を張っておいてくれた証だった。

そういった心配りは自分が経験しなければできないことだと思う。

たぶん松鶴師匠も同じことを受けてきたから引き継いだ。

そして鶴瓶氏にとってもそれが今使命になっているはず。



実はおれも時々これと同じような声を掛けて頂くことがある。


俺が入社した頃、先代社長(祖父)は県内の複数の団体の理事を兼任していて、ほとんど会社にいることはなかった。

だから入社早々から一人で第一線に放り出されたし、職務の引継ぎもなかった気がする。

さらに厳格でもあった先代に可愛がってもらったという経験もない。

というか二世代も年齢に差があると些細な考え方でさえ一致することはなかった。


しかし先代が亡くなった今、地元から離れた町の同業者の方や議員の方、時には全く関係がないと思っていた遠く離れた市の市長まで、同じ言葉を掛けて頂くことがある。


「先代の社長には大変お世話になった。」


俺もこれがあるから今の自分があるんだと思っている。


以前、いつも面倒をみて頂いていた俺の恩師に聞いたことがある。

おれ:「なんで俺なんかを面倒みてくれるんですか?」

恩師:「お前の社長に頼まれたからだよ。社長には大変お世話になったんだよ。」

その人はある日突然亡くなってしまったのだけど、有難いことに今度はその恩師までが俺に人脈という置き土産を残して行ってくれた。


俺はそういった恩恵があって今を生かされている。

ここまで恩恵を受けておきながら中途半端で死ぬわけにはいかない。

世の中は順番で成り立っている。

今度は俺が後輩の育成や社会に貢献し、今までお世話になった方々、今お世話になっている方々に恩返しをしなければならない。

だから今俺は生かされているんだ。


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