スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--:-- | スポンサー広告 | edit | page top↑

仕事と共に育ったもの


昨日は久しぶりに一人だけで夜飲みに出た。
理由は、ある友人との電話を切った後、すごく切なくなったから。

その友人とは同業者の幹部で、10年前に今の業界に俺と同期で入った以来、仕事の関係以上に良い付き合いをしていて、今でははっきり親友と言えるいい男だ。
彼とは会社のタイプは異なるがお互い立場が似ていて、歳も俺と同じくらい。
彼もまた前に話した中田さんに育てられた人間だ。
俺たちはいつも2人で飲んでは仕事の話で盛り上がって何時間も語り合ってしまう。
まあ、話の内容は時間が経つにつれて毎回同じ話になっちゃうんだけど、いつも「今日は仕事の話は無しね!」と言っても、次第に仕事の話へと戻ってしまう。。。

不思議と彼とは苦難に直面する時期や、取巻く環境が変わる時期が重なることが多く、また抱えている悩みも似てたりする。
だからいつも酒を飲みながら悩みを打明けたり、将来を語ったり、また励まし合ってきた。
彼はどう思っているのかは分からないけど、俺はそんな彼との時間がとても楽しい。

去年の暮れに2人で忘年会をした。
2人で会うのは久しぶりだった。
飲み出してしばらくすると
彼が、「酔っ払う前に話しておきたいことがあるんだ。」と言ってきた。

俺:「なになに??」


彼:「おれ2月に会社辞めることにしたよ。」


俺:「・・・えっ?!」
その後はまともに言葉が出なかった。。。

実際はお互い悩みや状況は似ていても、彼は俺以上に苦悩の日々が続いていた。
退社を決めたのは半年も前からだという。
彼の会社の社長は止めたらしい。
たしかに彼の会社はここ数年、厳しい舵取りを迫られてきたのだが、ここへきて経営も回復してきた矢先の決断だという。
とはいうもの、彼はあと数年で社長になる人間だ。

俺:「なんで辞めんの?これからだろう!ふざけんなよ!!etc」
思い浮かぶ言葉をいくつも並べた。
彼:「一度自分をリセットしたくて。」
その意思は固かった。。。
俺の気持ちの中では、「じゃ、うちの会社に来いよ。」って思うのだが、実際にはそんな簡単な問題じゃないし、彼も来ないだろう。

その日は彼の気持ちを一応受止めた。

年が明けて彼の会社の社長と2人で食事をする機会があった。
当然俺は社長に彼を会社に残らせるようお願いした。
社長も何度も何度も引き止めたらしい。
ただ、ヤル気が失せた人間を無理矢理引き止めるのもまた会社にはマイナスだ。
ましてや将来経営者になるべき人間ではなおさらだと思う。

確かにそうだが、俺にとっては彼が業界を去る方がマイナスだ。
彼は同じ境遇の持ち主で良き理解者でもあるが、何より良きライバルだと思っている。
時には周りから俺たち2人を天秤に掛けられることもあった。
俺は彼という存在があるから今まで負けじと頑張って来れたと思っている。
危機感や闘争心、時には勝ち誇ったり、妬んだりもあったか。。。?
とにかく彼が業界を去って一番困るのは俺だ!っていうくらい重要な存在だ。

俺は昨日彼に電話をして、もう一度説得をした。
何度も何度もしつこく説得した。
途中涙が出そうになった。
あいつも同じだった気がする。
しかし何度も説得しても、あいつは「決めたことだから。」の一点張りだった。

あいつが業界を去ったとしても親友は親友だ。
あいつとの付き合いが途絶えることはない。
もしかしたら、これまで以上の友情に進展するかもしれない。

でも俺はあいつが辞めるのを認めたくない。
まだまだこれからのはずなのに、もったいない。
あいつはズルイ。
あいつは負け犬だ。
あいつが他でやって行けるわけがない。
途中でリタイヤする奴は落ちていくだけだ。

だから俺はギリギリまで説得する。
あいつの事情なんて関係ない。
あいつがいなくなると俺が困るんだ。


「なあ、今日は中田さんの命日なんだぜ。」



 
スポンサーサイト

16:31 | 仕事 | comments (1) | trackbacks (0) | edit | page top↑
ゴルフ仕事 | top | ボディカバー

Comments

#
人生は「邂逅と別離」である。評論家亀井勝一郎氏の言葉だ。出会いは別れの始まりで、別れは出会いの始まりである。それが人生だということです。辛い別れが時としてありますが、悲しむばかりではいけません。前向きに自分を見失わず、次の素晴らしい出会いの為に、しっかりと生きることが大事だと俺は思う。
by: 高田さん | 2008/01/17 09:18 | URL [編集] | page top↑

post a comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

この記事のトラックバックURL:
http://tski.blog35.fc2.com/tb.php/10-744fdfed
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。